みことばの花 200521「エレイネ」
「その日、すなわち、一週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人をおそれて、自分たちのおる所の戸をみなしめていると、
イエスがはいってきて、彼らの中に立ち、『安かれ』と言われた。」(ヨハネ 20:19 口語訳)
今朝は、新約聖書に登場する「平安」を紹介したいと思います。
新約聖書はギリシャ語で書かれていますが「平安」は「エレイネ」という言葉です。
さて、弟子たちは「ユダヤ人をおそれて」いました(自分たちの師であるキリストが十字架に架けられて殺されたゆえ)。
心が不安に満ちていたその時に、十字架にかかって死んだはずのキリストが、何と閉まっているはずのドアを越えて入り「安かれ」と語られます。
この出来事は弟子たちを驚かせたことでしょう。
しかし確かに主イエスであると確認できた時、弟子たちは喜びと平安に満たされます。
「主は生きておられる」。この感動は、キリスト教が全世界に広まる導火線になりました。
今日も生ける主の平安がありますように。
「エレイネ(平安)」の主は今もいつも私のそばにいてくださいます。
磯部豊喜