みことばの花180730「パウロよ、恐れるな」
「『パウロよ、恐れるな。あなたは必ずカイザルの前に立たなければならない。たしかに神は、あなたと同船の者を、ことごとくあなたに賜わっている』。」(使徒 27:24)
ユーラクロン台風は、船に乗っている者たちにとって命をさらわれるような厳しい状況をもたらしました。この船は、パウロの「出港をしないほうがいい」という忠告を聞き入れなかったために危害を被(こうむ)ったのです。それでもパウロは、「元気を出しなさい。舟が失われるだけで、あなたがたの中で生命を失なうものは、ひとりもないであろう。」と断言します。昨晩に、彼の仕えている神様が天使を送って「パウロよ、恐れるな。あなたはカイザル(当時のローマ皇帝)の前に立たなければならない。たしかに神は、あなたと同船の者を、ことごとくあなたに賜わっている」という声をパウロは聞いていたからです。果たして、このパウロの言葉のとおりになります。後にパウロは殉教死することになりますが、この場面で彼は死ぬことはありませんでした。彼はローマ皇帝の前で、主を証する前に眠ることは許されていなかったのです。今日も主のみこころがなりますように。
磯部豊喜