みことばの花 180603「知恵」

みことばの花180603「知恵」

「またパロはヨセフに言った、『神がこれを皆あなたに示された。あなたのようにさとく賢い者はない。』」(創世記 41:39)

無実なのに罪を着せられたヨセフは牢屋に入れられていました。長い年月を経て、彼はついに牢屋から解放されます。しかも彼の次の落ち着き先がなんとエジプトの総理大臣。エジプトの王パロの夢をヨセフは見事に解読して示しました。七年の豊作の後、七年の飢饉が来るとその夢は告げていました。エジプトは早速このために手を打たねばならない。その役割に最も向いているのは、「あなたのように賢い者はいない」と王は、ヨセフを総理に抜擢(ばってき)します。世界広しといえども、歴史長しと言えども、ヨセフのように牢獄から釈放されてすぐに総理大臣になった人は、あまり見あたりません。ヨセフの知恵はどこから来たのでしょうか。「真剣に生きる人は、知恵が出る。中途半端な人は、愚痴が出る。いい加減な人は、言い訳ばかりが出る」と言う。ヨセフは神様に向き合うことに真剣でした。それゆえに知恵が与えられました。果たして私は…何に真剣なのかと、考えさせられます。

磯部豊喜

みことばの花 180602「永遠の契約

みことばの花180602「永遠の契約」

「ゆえに、イスラエルの人々は安息日を覚え、永遠の契約として、代々安息日を守らなければならない。」(出エジプト記 31:16)

今日も第七日安息日を迎えました。毎週、毎週、金曜日の日没から土曜日の日没までの聖なる安息日を迎えるときに、こころは天国へ向けさせて頂くことが出来ます。ある方は、安息日を中断される人生というとらえかたとして紹介しています。金曜日の日没になると普段の仕事から離れます。そして神様との交わりの時間を過ごします。その24時間は、いわゆる俗世間の仕組みの中からは中断されるというのです。さて、聖書はこれに加えて、安息日は「永遠の契約」とも呼んでいます。つまりこれは永遠に(天国へ行っても)続く、神様と人間との絆を教えています。確かに昔、アダムとエバが造られた時に第七日安息日はエデンの園に置かれました。そして天国はエデンの生活が回復する世界。今は多くの人からは安息日が忘れられていますが、「永遠の契約」の日。この世界においても安息日に神様と交わることの出来ることを知っている人は幸いです。不十分ではあっても天国生活に近い生活をすることが出来るのですから。

磯部豊喜

みことばの花 180601「過ぎ去った日」

みことばの花180601「過ぎ去った日」

「試みにあなたの前に過ぎ去った日について問え。神が地上に人を造られた日からこのかた、天のこの端から、かの端までに、かつてこのように大いなる事があったであろうか。このようなことを聞いたことがあったであろうか。」(申命記 4:32)

昨日は2018年5月31日…この年月は、すでに「過ぎ去った日」となりました。本日より2018年6月です。未来に向かう者にとって、過去は可能な限り忘れたほうが良いと思います。特に暗かった過去は絶対に忘れたほうが良い!ですが「思い起こしても良い」過去、心のメモリーにしっかりと書き留めておいたほうが良い過去もあります。それは主がなさったみわざです。わたしの人生にも必ず主は御手を添えてくださっているに違いないので、そういうことをおさらいすること。これは絶対に思い出したほうが良い!過去の主の恵みの数々は、将来の生き方の弾みになるでしょう。暗いものは忘れ、明るいものを思い出す…そういう器用な人になりたい。もし人生の暗い部分を思い出したら、最高の主のみわざである十字架を見上げて、脳のメモリーをゴミ箱に放り込んでパソコンのように「カシャ!」としたい。今日も恵みのあふれた一日でありますように。

磯部豊喜