みことばの花 191105「富める青年②」
「また、ある役人がイエスに尋ねた、『よき師よ、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか』。」(ルカ18:18 口語訳)
ルカは「富める青年」について「ある役人」と書いていますが、この青年は、とても良い若者に見えます。
しかも公務員という、堅実な仕事を持っていた人。
それでいて人生を送るうえで「何か足りない」と感じていました。
このような若者が教会に自らやってきたら、高齢化した教会では大歓迎です。
しかも質問内容が良い。
「よき師よ、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」と彼は問います。
真理を求めるいわゆる「求道者」の列に並ぶかのように見えたのです。
聖書に「求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば見いだすであろう。
門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。」(ルカ11:9 口語訳)とあるが、
彼はキリストの前に来て門をたたいた。
ですが彼は「狭き門」(マタイ7:13)をくぐることをしなかったのです。
磯部豊喜