みことばの花 190903「逃れの町」

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みことばの花180903「逃れの町」

「その人は、これらの町の一つにのがれて行って、町の門の入口に立ち、その町の長老たちに、そのわけを述べなければならない。そうすれば、彼らはその人を町に受け入れて、場所を与え、共に住ませるであろう。」(ヨシュア 20:4)

今朝、「高齢者てんかん」についての報道がなされていました。突然に「ボー」となってしまったり、瞬間的に意識がなくなるという。これが認知症だと誤認されやすい。ただ恐ろしいのは、その発作は瞬間的で本人は何も覚えていないので、交通事故を起こしてもその記憶がない。たとえば自動車で人を轢(ひ)いてしまっても本人には全く記憶がないので、そのまま運転が続きます。その結果ひき逃げと判断され罪は重くなります。さて聖書の中に、まったくその意図がなくても、何かの弾みで人を殺(あや)めてしまったという人に対する救済の方法が書かれています。それは「逃れの町」に逃れるということです。昔のイスラエル社会では、意図的な殺人は命をもって償うことが求められましたし、命の報復は許されていました。しかし意図的でない人の場合は無罪とされ、逃れの町が用意されました。意図的か意図的でないかは、とても重要です。ここには私どもの神様が、私どもの本心をしっかりと見分けられるお方だということが分かります。今日も主の守りがありますように。

磯部豊喜

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