みことばの花180717「雲りの日に」
「主は彼らの前に行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、夜は火の柱をもって彼らを照し、昼も夜も彼らを進み行かせられた。」(出エジプト記 13:21)
「曇り」と聞くとどんな気持ちになるでしょうか。曇りという言葉は「心がどんより曇る」とか「顔が曇った」とか、あまり良い表現で使われません。ところで暑い毎日が続く中、今朝はとても涼しい風が吹いていました。あたりを見回すと、雲一面の空、いわゆる「曇り空」です。雲の下を通り抜ける涼しき風に吹かれて、「何と気持ちの良いことか」と感動しました。ところで雲の柱によって神様がイスラエルの人々を導いたという記録が聖書にあります。馬が走るエジプト軍が迫っている中、神は徒歩で女子供を含んで進むイスラエルの人々を昼は雲の柱、夜は火の柱で彼らを導き守られたという記録です。それにしても「西日本の豪雨被災地の酷暑の中にも雲を送ってください」と祈らずにいられない、そういう思いにさせられました。主の守りが、今日も特に被災地の方々やボランティアの方々の上にありますように。悲しみの中にある人々に、少しでも涼しき風が吹きますように…。
磯部豊喜