みことばの花 180718「しない道」

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みことばの花180718「しない道」

「それとも、わたしが父に願って、天の使たちを十二軍団以上も、今つかわしていただくことができないと、あなたは思うのか。」(マタイ 26:53)

ある能力を持っている人が、それをしない場合には忍耐が必要です。たとえば、子供の成長のために、その子が出来るまで待つということは、簡単に出来る親にとって我慢が必要。ところで、ご生涯の中で30近い奇跡を行なわれたキリストには、人知を超えてお出来になることがたくさんありました。ところがキリストがご自分の行動を制限された一つが上記の中に見られます。次の御言葉が続きます。「しかし、それでは、こうならねばならないと書いてある聖書の言葉は、どうして成就されようか」(54節)。キリストはご自分の能力を現すことをあえて控え、天の父の御心を果たすことを選ばれました。それは一途に十字架の道に進むこと。そのために何もせず、沈黙の道を選ばれました。キリストは自分自身を救う力があったのですが、その道を選ばなかった。なぜでしょうか?罪人を救う唯一の道を開くためです。「する」も、「しない」も常に隣人の祝福のため。これが私の行動の動機となれば素晴らしいと思うのです。

磯部豊喜

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