みことばの花 180711「TPO]

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みことばの花180711「TPO]

「心の痛める人の前で歌をうたうのは、寒い日に着物を脱ぐようであり、また傷の上に酢をそそぐようだ。」(箴言25:20)

人を揶揄(やゆ=からかう)する言葉の一つに「あの人は空気を読めない」という言葉があります。「TPO]という言葉もそうです。これは「Time(時)・Place(場所)・Occasion(場合)」の頭文字をとった言葉ですが、本来は、時、場所、場合にかなった服装をするというファッションの関しての提案として言われたものですが、最近はマナーに対しても使われます。上記の聖句もそうでしょう。心を痛めて悲しんでいる人の前で、ハッピーな歌を歌うことは控えたい。ところで母が亡くなり父に捨てられた人の話が新聞に載っていました。この方は母方の親戚の世話になって成長したのですが、TVで見た「タイガーマスクの挿入歌(みなし児のバラード)」にとても励まされたとのこと。「あたたかい人の情けも…知らないで育った僕はみなし児さ」というフレーズが、自身の姿に重なったという。それでもタイガーマスクは、マスクを脱ぐと子供達に優しく接する。自分の心に向ける歌はいいものですね。讃美歌にもそのような心を慰める歌がたくさんあります。主の慰めが今日もありますように。

磯部豊喜

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