みことばの花 200229「手を洗う」
「まことに、わたしはいたずらに心をきよめ、罪を犯すことなく手を洗った。」(詩篇 73:13 口語訳)
「手を洗う回数が日ごとに増えていく。悩ましいのは、どれくらい洗えば新型コロナウイルスを防げるか、確信が持てないことだ。
…感染症の予防に手洗いが有効なことを知らない人はいまい。しかし医学史をさかのぼれば、そんな常識が広まったのは19世紀も半ば以降のことだ。
ハンガリー生まれの産科医ゼンメルワイス(1818~1865年)が提唱するまで、医師の間にも手洗いの習慣はなかった。」
(朝日新聞「天声人語」2020年2月28日参照)
このゼンメルワイスは当時、産科医の手洗いを勧めたゆえに「産科医たちをまるで殺人者呼ばわりをしている」と非難を受けたそうです。
これは開拓者の宿命でしょう。
さて、手洗いは大切。しかしそれと共に心の手を洗うことも上記の御言葉のように大切な気がします。
ハッピーサバス!
磯部豊喜