みことばの花 200922「剣を鞘(さや)に」
「すると、イエスはペテロに言われた、『剣をさやに納めなさい。父がわたしに下さった杯は、飲むべきではないか』。」(ヨハネ 18:11 口語訳)
キリストが敵に渡されて捕まる時に、一度は敵に歯向かった人のことを書いておきたい。それはペテロという弟子。
キリストを守ろうとして彼は、護身のために持っていた剣を抜き、敵の一人に切りかかったと聖書にあります。
その時、キリストが言われた言葉が上記の言葉。
武士道によれば剣は本来自分を守るためのもの。
幕末の立役者、勝海舟は江戸城の無血開城を果たした人ですが、聖書の影響を受けた人物。剣を抜かぬように剣と鞘をひもで縛っていた。
今日の剣、それは口の剣かも知れません。口の剣は他者を責めるためにではなく、護身のためのみに使いたいものです。
磯部豊喜