みことばの花 200806「嵐の中でも」
「すると突然、海上に激しい暴風が起って、舟は波にのまれそうになった。ところが、イエスは眠っておられた。」(マタイ 8:24 口語訳)
今朝の聖句も「突然」の出来事。この海上とは、イスラエルにあるガリラヤ湖上の話です。
その日、キリストとその弟子たち一向は舟に乗り、この湖を横断しようとしていました。
「すると突然、海上に激しい暴風が起って、舟は波にのまれそうになった」のです。
のんびり船旅を楽しむことが出来なくなった船上は、水を掻き出したり騒がしくなった。
不安を隠せない弟子たちはキリストを探し、「主よ、お助け下さい、わたしたちは死にそうです」(同25節)と叫んだとある。
主は嵐のただ中で眠っておられたのです。眠りから起こされたキリストの言葉が良い。「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちよ」(同26節)。
その後キリストは、風と海とをおしかりになり、海は大なぎになったとある。
聖書に「信じるものはあわてることはない」(イザヤ28:16 口語訳)とありますが、覚えたい聖句です。
磯部豊喜