みことばの花 200528「いずれまた」
「死人のよみがえりのことを聞くと、ある者たちはあざ笑い、またある者たちは、『この事については、いずれまた聞くことにする』と言った。」。
(使徒 17:32 口語訳)
「善は急げ」といいます。
ですが今その善に巡り合っていても、人はそれを善なる事とは思わず、善にあずかることを先へ延ばすことがあります。
上記の聖句はその一つかも知れません。
パウロがギリシャのアテネに滞在している時、天地創造の神がおられること、また死後に復活があるという話をしました。
最初のうちは面白がって聴いていたのですが、最後は「いずれまた聞くことにする」と言ってパウロの善なる話をさえぎってしまいました。
パウロは「永遠のいのち」の希望を語っていました。
しかし神の善き光をおとぎ話のように受け止める人は、この時代のアテネの人々ばかりではない。
善いことを知ること、善い事に取り組む機会は二度と来ないかも知れない。
今を大切に生きたいと思う。
磯部豊喜