みことばの花180807「舵」
「また船を見るがよい。船体が非常に大きく、また激しい風に吹きまくられても、ごく小さなかじ一つで、操縦者の思いのままに運転される。」(ヤコブ 3:4)
私どもの人生というものは、先頭に立つ人の影響がいかに大きいかを実感します。いよいよ全国高校野球の100回記念大会が始まりましたが、この世界にも監督の生き方やゲームの舵取り次第で勝敗の有無が決定される場面が実に多い気がします。選手同士の実力が伯仲している場合は特に監督の手腕は大きい。いえ多少の実力差がある場合でも、舵取り次第で弱小チームが強豪チームに勝つことさえあります。今回、下克上とか言われて注目されている高校があります。白山(はくさん)高校です。チャンスがあれば、選手たちもそうであるが、まずどんな監督なのか見てみたい。ところで人生の小さな舵(かじ)は、私という個人にも当てはまります。それは私自身の舵取り。それは「心」。私という人間は私の心で運転されている。私と言う人間が神様に祝福されるか否かも、この心次第なのであろう。「キリストの心を心とせよ」というのは、私という人間の舵取りをキリストにゆだねよということ。一生の課題かもしれませんが、こういう舵取りが出来たならば幸いです。
磯部豊喜