みことばの花 200709「自分を知る」
「『無知をもって神の計りごとをおおう/この者はだれか』。
それゆえ、わたしはみずから悟らない事を言い、/みずから知らない、測り難い事を述べました。」(ヨブ 42:3 口語訳)
BC6世紀前半のギリシャの哲学者の一人にターレスという人がいます。
この人は、あるとき弟子と星を観察しながら歩いていて、溝に落ちてしまった。
その際に呟(つぶや)いたとされるのは「自分自身を知れ」だったと言います。
自分のことだから自分を知っていると思い込んでいる。ですが自分さえも知らないのが人間だと彼はいう。
上記の御言葉は、自分さえも知らぬ人間が、「神を知るなんぞなぜできるだろうか」というヨブの反省の言葉です。
神を知ることは神ご自身の啓示(聖書)がなければ理解できません。
ですが書物(聖書)も、自己流に解釈すると混乱します。
ゆえに聖書を開くときは、謙虚に「神様、教えてください」と祈りつつ読み、聞くのです。
今日も主の守りがありますように。
磯部豊喜