みことばの花190110「あなたを幸せに」
「時にしゅうとめナオミは彼女に言った、『娘よ、わたしはあなたの落ち着き所を求めて、あなたをしあわせにすべきではないでしょうか。』」(ルツ3:1)
姑のナオミは、それぞれ夫(ナオミにとっては息子たち)を亡くした二人の嫁たちに心配りをされる女性でした。
若い嫁たちに、自分の家に帰るように勧めます。
その時、「二人がまた声をあげて泣いた。オルパはやがて、しゅうとめに別れの口づけをしたが、ルツはすがりついて離れなかった」(同1:14)。
ナオミという人の魅力がここに記されています。上記の御言葉は、自分について来た嫁のルツにナオミが語った言葉です。
「あなたをしあわせにすべき」だと語ります。ルツの再婚者をナオミは考えていたのです。
「あなたを幸せに」…こういう暖かいナオミのような姑を持つお嫁さんは幸せですね。
また、ルツ記を読むと、実にこのルツによってナオミも幸せに導かれていることが分かります。
「人を潤す者は、自分も潤される」(箴言11:25)。
磯部豊喜