みことばの花 210305「メラの水」
「彼らはメラに着いたが、メラの水は苦くて飲むことができなかった。それで、その所の名はメラと呼ばれた。」(出エジプト15:23 口語訳)
新聞に新型コロナウイルスに感染して嗅覚・味覚障害が起きた人の姿が記載されていました。
目を閉じて食べると「ピザかパスタかパンかわからない」。この程度ならまだしも「コーヒーはガソリン、肉は金属のような味がする。
さらに排泄物は良い香り、水道水は臭くてシャワーを浴びるのが嫌になる」。嗅覚・味覚は大切です。
さて上記はメラ(新共同訳聖書ではマラ)の水のことが記されています。「メラの水は苦くて飲むことができなかった」とある。
はじめは名のない場所。水が苦い場所だったのでメラ(苦い)と名づけられた。
これがもし新型コロナの人がこの水を味わったらどうなる?蜂蜜のように感じて飲んだら、腹痛を起こしかねない。
この話は、人々の叫びを受けたモーセの祈りに応えて、神が示された一本の木をそこに投げ込むと「甘くなった」という。
この一本の木は、神の憐れみを表徴する。苦い人生を甘い人生に変える力を持った神の愛を教えているのです。
磯部豊喜