みことばの花 201029「満足」
「金銭を好む者は金銭をもって満足しない。富を好む者は富を得て満足しない。これもまた空である。」(伝道 5:10 口語訳)
人生を送る上で、私は何をもって満足するのだろうか、と自問することがあります。
先日「幸福度」(みことばの花201023)とかいう一文を書かせて頂きましたが、そこでは「受けるよりも与えるほうが幸いである」とのみ言葉に触れました。
結局「幸福度」というのは「本当に満足できているか、否か」で測られることだと思います。
上記の聖句には金銭、富…という言葉が出ていますが、これらはそれなりの満足を与えるかも知れませんが、人の心に本当の満足を与えないというのが著者の結論です。
これを書いた人はソロモン王。彼は知識も財宝も権力も手にした。ですが彼は真の満足に至らなかった。
真の満足は、そのようなものでは測れない。誰かのために命をかけられる人こそ、本当の満足を堪能できると思います。
人は誰かを生かして、生きがいを持つ。そのように造られているのだと思います。
磯部豊喜