みことばの花181130「反対の一票」
「あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福して、のろってはならない。」(ローマ 12:14)
最近、イエスマンを自分の傍に置くリーダーが増えているような気がします。自分の考えに右倣(なら)えのみ受け入れるのです。こういうリーダーに、私は魅力を感じません。反対者も自分の友だと思える人になれたら素晴らしい。実際は難しいことですが、たとえ友にまではなれなくても違った考えを心に留めることの出きる人になれたらと思います。昔、ある会議があって結果としては多数決の論理で提案者の意見が通ったのですが、ただ一人反対に手を挙げた人がいました。その時、私の傍にいた方が「あの反対の一票を心に留めることが大切だ」と教えてくれたことは実に印象的でした。10年前に、米国大統領選の勝利宣言でオバマ氏は、「私を支持しなかっら皆さんの票はもらえなかったが、皆さんの声に耳を傾けます。私は皆さんの大統領になるつもりです」と素敵な言葉を残しました。上記のみ言葉は、「迫害者」さえも、「祝福はしても、のろわない」と教えていますが心に留めたい一句です。
磯部豊喜