みことばの花 181107「ゆるす者は、ゆるされる」

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みことばの花181107「ゆるす者は、ゆるされる」

「わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください。」(マタイ 6:12)

この祈りの言葉より「主の祈り」は後半に入ります。定番の「主の祈り」では、「我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく、我らの罪をもゆるしたまえ」です。これまでの祈りは、神様と私と言う縦軸の祈りでしたが、人に対する横軸の祈りがささげられます。「わたしたちに負債のある者を(我らに罪を犯すものを)、ゆるしましたように(我らがゆるすごとく)」と祈ります。キリスト教がキリスト教であることの大きな特長の一つは、そこにゆるしがあることです。ある説教家の言葉を思い出します。「天国はゆるす者と、ゆるされる者が集うところだ」と。確かに、仮に私が天国に入れたとしても、もし心の中から誰かへの怨念が消えない限り、そこに天国はない。また誰から憎まれていると感じるならば、そこにも天国はない。この祈りは「神様からゆるされる」ためには「ゆるすこと」が前提となっています。ところで、私の心にゆるす力がない場合はどうしたら良いのか。「ゆるす力を、私にください」と神さまに祈り求める。その祈りを始める時に、奇跡が起きます。私の心が優しくなる。試してみませんか。

磯部豊喜

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