みことばの花181018「天に宝を蓄える」
「あなたがたは自分のために、虫が食い、さびがつき、また、盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝をたくわえてはならない。」(マタイ 6:19)
「積水ハウス巨額被害、『地面師』グループ逮捕」という事件が起きました。積水ハウス(大阪市)が東京品川区の土地購入代金を、地主に成り済ました「地面師」グループら数十人のうち、羽毛田正美容疑者(63)と不動産会社の実質経営者生田剛容疑者(46)ら男女数人が逮捕されました。その被害額がなんと55億円だといいますから、まれにみる巨額搾取事件です。事件は昨年3~6月のことですので、騙し取られた55億円がどこへいったのか、警視庁は「地面師グループのお金の流れを調べている」とのことです。お金が積水ハウス側に無事に戻るといいのですが…。この事件を知って、上句のキリストのみ言葉を思い出しました。悲しいかな「盗人」らの出現は後を絶たない。この続きのみ言葉にも心を留めたい。「むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない天に、宝をたくわえなさい」(マタイ6:20)。「天に宝を蓄える」生き方とはどのようなことでしょう。考えてみませんか?
磯部豊喜