みことばの花180823「つまびらか」
「あなたがたは主の書をつまびらかに/たずねて、これを読め。これらのものは一つも欠けることなく、また一つもその連れ合いを欠くものはない。…」(イザヤ 34:16)
「ユダヤ人には文盲(もんもう)はいない」といいます。「文盲」とは、無学で読み書きができないことですが、ユダヤ人を文盲から守ってきたのは、聖書を読む習慣があるからだという。ユダヤの家庭では子供が物心がつくと聖書を開き、そこへ蜜を落とし、そこに子供に口づけさせます。これはこの書物が甘いということを教えるための儀式。ユダヤ人はこうして子供の頃より聖書に親しむために文盲がいなかったというのです。さて、聖書の預言者は「あなたは主の書(聖書)をつまびらかに/たずねて、これを読め」と語っています。ただ読むのではない。「つまびらかに…これを読め」という。「つまびらか」とは「くわしく」「事こまやかに」という意味です。聖書にはそのように読む価値があります。これは人生の単なる豊かな生き方の処方箋(しょほうせん)があるばかりでなく、永遠の命への鍵が書かれているからです。どうぞ日々、聖書を「つまびらか」に学んでみませんか。今日も主の愛がありますように。
磯部豊喜