みことばの花180814「カレブ(2)]
「しかし、彼とともにのぼって行った人々は言った、『わたしたちはその民のところへ攻めのぼることはできません。彼らはわたしたちよりも強いからです』」(民数記 13:31)
昨日の続きです。カレブはヨシュアと共に、全知全能の神がおられれることを固く信じてカナンに前進することを進言しました。ところが他の10人の斥候たちの提案は否定的なものでした。その10人の言葉が上記です。私はこの聖書の箇所を見るとき、多数が必ずしも正しいとは限らないということを学びます。しかし多数決によってイスラエルの方向性が決められました。これは今日も同じです。この場面で正しい人は、神を見上げることに忠実なカレブとヨシュアの二人でした。神の世界には、ときどきこのような少数派に正しい判断がみられることがあります。結果としてイスラエルはカナンに住むことが出来ず、40年間もの間、荒れ野をさ迷う事になります。そして40年の間に、神を信頼しなかった10人は荒れ野で倒れ、神に完全に従ったカレブとヨシュアの二人だけは、40年後にカナンの入植に再び挑戦する機会が与えられます。カレブとヨシュアのように神様を信頼する選択をして行きたいものです。
磯部豊喜