みことばの花 210329「主も悩まれる」
「彼らのすべての悩みのとき、主も悩まれて、そのみ前の使をもって彼らを救い、…」(イザヤ 63:9 口語訳)
「平成の三四郎」と呼ばれ、バルセロナ五輪柔道金メダリストの古賀俊彦さんが3月24日に亡くなられました。
古賀さんの言葉に「初めてのオリンピックでは、3回戦敗戦。待っていたのは、メディアの手のひらを返したような冷たい反応でした。
この時は、本当に落ち込みましたね。自信を喪失したし、人間不信にもなった。でも、そんなとき偶然見たオリンピックの編集編の番組に、自分が負けた試合の後、応援席で周りに懸命に頭を下げる両親の姿が映っていたんです。私は一人で戦って、一人で負けたと思っていました。ところが違った。
それからですね。結果を恐れず、純粋に自分の目指すものに向かって挑戦していこうと思うようになったのは。」
私どもは、自分一人が荷物を背負っていると感じることがあります。
ですが自分の悲しみを共に背負ってくださる主を知ると、古賀さんのように勇気が湧いてきます。
磯部豊喜