みことばの花 210209「人をさばくな」
「人をさばくな。そうすれば、自分もさばかれることがないであろう。また人を罪に定めるな。
そうすれば、自分も罪に定められることがないであろう。ゆるしてやれ。そうすれば、自分もゆるされるであろう。」(ルカ 6:37 口語訳)
人の心を不安定にするものの一つ。それは「さばく」ことです。さばく人の心には安定感がない。
しかし人という者は悲しいかな「人をさばきたくなる」傾向を持っていないだろうか。
「さばかれる」側も同様の「さばき」の心をもって相手にリベンジしたくなる。これが民同士とか国同士になると戦争に発展するのです。
平和な心とは、「さばく」ことをしない心。攻める矛先を人に向けるのでなく、自分の内面に向けてみる。自分も同じことをしていないかと自問するのです。
矛を自分に向ける、そうすれば自分は可愛いので、さばきの手を休めることができるかも知れません。
さて、キリストは「人をさばくな」とか「人を罪に定めるな」と教えられます。
「他人をさばく」ことは実は「自分をさばく」ことに他ならないというのです。
解決先は「ゆるす」以外にない。人をゆるすことは自分もゆるされる保証となる。
心の平安がそのご褒美。
今日、主の平安が私を包みますように。
磯部豊喜