みことばの花 201212「客間」

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みことばの花 201212「客間」

「初子を産み、布にくるんで、飼葉おけの中に寝かせた。客間には彼らのいる余地がなかったからである。」(ルカ 2:7 口語訳)

アメリカのある村の教会で、クリスマスの日に行われるイエス様の誕生劇を子供たちが担当しました。
母のマリヤ、父ヨセフの役、羊飼い、天使…など定番の役割が決まりました。
ところが、一人だけ知恵遅れの子が役からもれていたことに気づき、宿屋の子供の役としました。
セリフは一つ、「だめだ、部屋がない」といい、馬小屋に指を指す。練習でうまくいき、本番を迎えた。マリヤとヨセフが宿屋に来ました。
「だめだ、部屋がない」と無事にセリフを終えた。
ところが馬小屋に向かって歩いていく二人に、その男の子は泣き出して「マリアさん、ヨセフさん、馬小屋に行かないで、馬小屋は寒いから…」と語った。
劇は中断しましたが、感動的なクリスマス劇になったという。
決まりきった役割に流されがちな人生に、この子のように「客間にとまって」と言える豊かな心を加えたいものです。
ハッピーサバス!

磯部豊喜

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