みことばの花 200727「黄金律」
「だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。これが律法であり預言者である。」(マタイ 7:12 口語訳)
この聖句は、一般に聖書の「黄金律」と呼ばれています。
なぜそうなったのかは分かりませんが、儒教(孔子)「己の欲せざるところ、他に施すなかれ」とか、ヒンドゥー教「人が他人からしてもらいたくないと思ういかなることも他人にしてはならない」、イスラム教(ムハンマド)「自分が人から危害を受けたくなければ、誰にも危害を加えないことである」の教えに似ているからかも知れません。
ですがよく吟味してみますと、キリストの御言葉と他は何かが違うと私は感じます。
他はみな「しない」に重きがおかれていますが、キリストの御言葉には「せよ」という積極性がみられます。
果たして私はどちらの言い回しを好むでしょうか。
「して欲しくないことしない」というのか、「して欲しいことをする」というのか…。
今日も主の恵みがありますように。
磯部豊喜