みことばの花 200715「友よ」
「しかし、イエスは彼に言われた、『友よ、なんのためにきたのか』。このとき、人々は進み寄って、イエスに手をかけてつかまえた。」(マタイ 26:50 口語訳)
上記の聖句の「友よ」とキリストが語りかけられた人物が誰であるかご存知でしょうか。
それはキリストを銀貨30枚で裏切った弟子、「イスカリオテのユダ」です。
ユダは大胆にも、キリストの敵に対して「わたしの接吻する者が、その人だ。その人をつかまえろ」と合図をしており、それを実行しキリストを裏切りました。
キリストは、そのユダの裏切りを予知していました。
にもかかわらず彼に対して「売り切り者よ!」とか「敵に買収されおって!」などの小事を言わずに「友よ」とお語りになられたのです。
とても私にはできないことです。しかしキリストは、これまで友と呼んだユダをここでも「友よ」と呼び続けた。
このキリストの愛と懐の深さに私は圧倒されます。ああ、イエス様は何というお方なのでしょう。
今日もこの主イエスの愛と懐の深さに甘える自分がいます。
磯部豊喜