みことばの花 200928「安かれ」
「その日、すなわち、一週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人をおそれて、自分たちのおる所の戸をみなしめていると、イエスがはいってきて、彼らの中に立ち、『安かれ』と言われた。」(ヨハネ 20:19 口語訳)
ヨハネ20章19~26節の中に、立て続けにキリストがお語りになられた一つの言葉。それは「安かれ」(19、21、26節 口語訳)。
訳の違う聖書では「平安があるように」「平和があるように」とも訳されています。
これは「心が穏やかでいられる」ようにという励ましに満ちた言葉です。
危機が迫る時、自分の願いが適えられない時など、人の心は穏やかでなくなります。
ですが、そのような人の心の只中にキリストのこの御声が届くと、人の心に奇跡が起きます。
弟子たちの心が穏やかになるまで主が連発された「安かれ」は、今も「私の心が穏やかでない」時、「安かれ」を私の心に語り続ける必要を、主が願っておられるような気がします。
自分の前に主を描き、自分の心に向けて「安かれ」と語ってみませんか。
磯部豊喜