みことばの花 200102「心の貧しい人々」
「心の貧しい人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。」(マタイ5:3/新共同訳)
上記は、疑問に思った聖句の一つです。
「心の豊かな人々は、幸い」ならば分かるのですが「心の貧しい人々は、幸い」とはどういうことか…と。
しかし学んで分かったことは「心の貧しい」の「心」は「霊」とも訳される言葉。
すると、これは「自分の霊的な貧しさを認めて、罪からの救いの必要を感じるものは幸いである」となります。
霊的(あるいは自分の良い所)に満足している人は「自分は富んでいる、豊かになった、何の不自由もない」(黙3:17 口語訳 )と考えるので真理の光を求めない。
このような人は、自分の行為に満足するので真理の必要を感じないでしょう。
この状態こそ、実は最も危険な魂の姿を指すようです。
福音は「へりくだる心、渇いた心」に流れます。
自分の心の醜さに気づく人は幸いです。
本気で真理の光を求めるからです。
今日も主の恵みがありますように。
磯部豊喜