みことばの花190226「走るべき行程」
「わたしは戦いをりっぱに戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした。」(Ⅱテモテ4:7)
一昨日、日本マラソンの父と言われる金栗四三選手のマラソンタイムが「54年8か月6日5時間32分20秒3」と書きましたので、
「えっ」と思われた方がおられると思います。
この時のオリンピックでは最高気温40度という猛暑で参加者68名のうち半分が途中棄権。
金栗選手もレースの途中で倒れてしまいゴールが出来ませんでした。
意識が戻ると、まっすぐに宿舎に帰ってしまったことから「競技中に失踪し行方不明」として扱われました。
後年になってオリンピック開催55周年を記念する式典に招待された金栗氏は、再びストックホルムに赴き
用意されたゴールテープを切ったということで上記のオリンピック史上最も遅いマラソン記録を樹立したというのです。
実に信仰の行程も年月のかかることですから金栗選手と似ています。
磯部豊喜