みことばの花181128「神の英知」
「イスラエルの人々に言いなさい、『あなたがたは、すべて牛、羊、やぎの脂肪を食べてはならない。自然に死んだ獣の脂肪および裂き殺された獣の脂肪は、さまざまのことに使ってもよい。しかし、それは決して食べてはならない』。」(レビ記 7:23-24)
興味深い話を知りました。古代で医学が最も進んでいたとされる国といえばエジプト。紀元前1552年頃エジプトで書かれた医学書で有名なのは、パピルス・エーベルスです。ところがこの中身はビックリ。例えば、髪の毛が白くなるのを防ぐ方法は「黒い子牛の血を、油かガラガラ蛇の脂肪で煮て髪につける」とか、髪の毛が抜けるときには、6種類の脂肪(馬、河馬、ワニ、猫、蛇、野生のヤギ)を混ぜたものをつけるとか。薬品についても、トカゲの血、豚の歯、ふはいした肉、悪臭ある脂肪、そのほか人間、ロバ、カモシカ、犬、猫、ハエなどの排泄物がありました。モーセという人はその時代、エジプト王家で成長したヘブライ人でしたので、このエジプトの医学書を知っていたでしょう。ですが彼が聖書に書き残した健康の知恵は、まったく内容が異なります。しかもそれは現代医学でも耐え得るものです。上記はそのモーセの書いたものですが、その知識の背後に人間を創造された神様の英知をみることが出来ます。
磯部豊喜