みことばの花181122「二都物語」
「彼は力強い声で叫んで言った、『倒れた、大いなるバビロンは倒れた。そして、それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。』」(黙示録 18:2)
昨日「二頭追う者は一頭をも得ず」と書きました。すると敬愛する読者の方から、「『二兎を追う者は一兎も得ず』ではないでしょうか」とのご指摘がありました。こうして浅薄さを露呈してしまう私でありますが、ありがたき読者を持つ我が身は幸なり…です。カッコつけて英語を書いてみるとスペルを間違えていたり…。赤恥を書きながら「みことばの花」の配信は3年以上も続いているのは奇跡です。さてこの「二兎」から「二都物語」という言葉が浮かびました。「二都物語」というとディケンズの長編小説。フランス革命のころのパリとロンドンを舞台に四人の男女の複雑に変転する運命が描かれています。ところで聖書の黙示録にも「二都物語」と言える内容があります。それは新エルサレム(天の都=神の世界)とバビロン(地の都=悪魔の世界)です。最後はバビロンは滅亡し、新エルサレムは永遠に続く。「あなたはそのどちらの都を求めますか?」との問いを常に聖書は訴えています。今日もよき選びをしたいものですね。
磯部豊喜