みことばの花 200815「おぼれかけた」

みことばの花 200815「おぼれかけた」

「しかし、風を見て恐ろしくなり、そしておぼれかけたので、彼は叫んで、「主よ、お助けください」と言った。」(マタイ 14:30 口語訳) 

「人生につまずく」人の特徴があります。それは、見つめるべきものを見失う人です。
上記の聖句は、それを暗示しているような内容です。
信じがたい内容かと思いますが、イエス・キリストを見つめて荒れ狂う水の上を歩いた人物がいました。
それはペテロというキリストの愛弟子です。水の上を歩いて来られたイエス・キリストを見て、彼は自分も同じ体験をしたいと考えたのでしょうか。
「水の上を渡って」あなたの元へ行かせてくださいと懇願し、彼は舟を降り何と歩き始めた。
イエスを見つめている限り、彼は上手くいっていました。ところがキリストから目をそらしてしまったとき、彼は「おぼれかけた」のです。
人生を送るうえで何を見つめて歩くのか、これが大切な気がします。
人を見るとつまずく、自分を見つめる失望する、しかし主イエスを見つめる人は安全である。
今日は主の聖なる安息日、主を見つめたいと思います。
ハッピーサバス!

磯部豊喜

みことばの花 200814「キリスト教が好き?」

みことばの花 200814「キリスト教が好き?」

「この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである。」(使徒 4:12 口語訳)

若い頃、私は「宗教を持つならば仏教」と考えていました。その理由は、単に「日本人だから」。
中学校では修学旅行定番の奈良や京都に行った記憶がありますが、「弥勒菩薩」などの仏像を見る時に何かと心に落ち着くものを感じました。
ところが人生のいたずらか、神の導きか、私はキリスト教の牧師になりました。私はかつては「キリスト教」の好きな人間ではありませんでした。
しかし私が「キリスト教」の牧師になっているのは、「イエス・キリストが好きになった」からです。
確かに聖書の預言は見事的中しているし、その愛の教えも素晴らしい。ですから伝えたくなる内容です。
ですが私の一番語りたいこと、それはイエス・キリストです。私は「キリスト教の好きな牧師というより、キリストの好きな牧師」でいたい。
愛の主イエス・キリストを知って欲しいと心から願っています。

磯部豊喜
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8/15(土)ライブ配信 URL を送ります。千葉教会は渡邊邦男長老がご奉仕くださいます。※磯部は三育関町教会の予定。
安息日学校 URL 8月15(土)10:00 SS聖書の学び「み言葉を伝える」渡邊邦男
https://youtu.be/4Nwzq03KJ1I
礼拝説教  URL 8月15(土)11:00 説教題「神の想い」渡邊邦男
https://youtu.be/om9WISyima0

みことばの花 200813「邂逅」

みことばの花 200813「邂逅」

「それでイエスを見るために、前の方に走って行って、いちじく桑の木に登った。そこを通られるところだったからである。」(ルカ 19:4 口語訳)

「邂逅」という言葉があります。辞書には「めぐりあい」とあります。
上記は、ローマ帝国支配時代の下ユダヤ人の税金集めをしていたザアカイという人が、神の御子イエス・キリストに出会った場面を記しています。
心に渇きを覚えていた彼は、時の人イエス・キリストを一目見たさに、身長が低かったので誰よりも高い場所に登ったのでした。
ところがその心の動きを誰よりも早く見ていた方がいました。それはイエス・キリスト。
キリストはザアカイの立つ「いちじく桑の木」の下にやって来て「ザアカイよ、急いで降りてきなさい。
きょう、あなたの家に泊まることにしているから」と声をかけられます。それは嫌われ者ザアカイの友となる宣言でした。
この「邂逅」は、ザアカイを変えました。
このような邂逅を体験できる人は幸いです。

磯部豊喜

みことばの花 200812「尊いのは」

みことばの花 200812「尊いのは」

「…尊いのは、愛によって働く信仰だけである。」(ガラテヤ 5:6 口語訳)

今日の8月12日は35年前(1985年)、御巣鷹山に日航機123便が墜落した日。520人もの方が一瞬にして帰らぬ人となりました。
その中の一人、揺れる機内で急いで記した遺書に「まち子 子供よろしく 大阪みのお 谷口正勝」とあった。
谷口さんは、この事故にあう前、新築の自宅の庭に柿の種を植えていましたが、それが今は毎年実を結び、この方が生きておられたというあかしを残しているとのこと。
この新聞記事に触れ、私はどんな生き方を残しているだろうか…と自問します。
聖書に「尊いのは、愛によって働く信仰だけである」とあります。
「愛によって働く信仰」…小さな愛を残す、そういう生き方をしたいものです。

磯部豊喜

みことばの花 200811「愛による一致」

みことばの花 200811「愛による一致」

「わたしが彼らにおり、あなたがわたしにいますのは、彼らが完全に一つとなるためであり、
また、あなたがわたしをつかわし、わたしを愛されたように、彼らをお愛しになったことを、世が知るためであります。」(ヨハネ 17:23 口語訳)

人が完全に一つになるには、人知を超えたものが必要な気がします。
今日の新聞に、香港の女神と称される民主派の周庭(アグネス・チョウ)さん(23才)や中国に批判的な論調で知られる香港紙「リンゴ日報」創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏(71才)が、中国政府の作った香港国家安全維持法違反容疑で逮捕されました。
考えの違う者を権力で抑え国内の一致を保とうとする姿勢に、かつての軍国主義が台頭した時の日本と重ねて見てしまいます。
聖書も一致を願っています。ですがそれは「愛による一致」です。愛は強制ではなく、愛は愛によって育つもの。
イエス・キリストは強権ではなく、愛の力で人々を一つに導かれました。
強制的な一致は、いつかほころびが出るでしょう。
ですが愛による一致は永遠に続くのです。
今、世界の痛みの渦中にある方々のために真剣に祈りたい。

磯部豊喜

みことばの花 200810「三日後に」

みことばの花 200810「三日後に」

「その六十二週の後にメシヤは断たれるでしょう。ただし自分のためにではありません。…」(ダニエル 9:26 口語訳)

今日は俳句で一句。
「三日後に 引き裂かれし ゆりの花」…
先日アスファルトに咲いた「ゆりの花」のことを書きました。
見事な開花でしたが丁度3日後に花びらは二つに引き裂かれて今は路上に。
さて、ダニエル書9章にメシア到来まで70週(1日を1年とする預言解釈法を適用すると490年)の預言が記され、この預言の起算点はBC457年(エルサレム再建命令)。
これから数えると、メシアの登場が69週後(AD27年)になり最後の1週(7年)を迎えます。その1週(7年)の半ばにメシアは経たれるという予告があり、
メシアはAD31年に命を断たれることになります。
果たしてその通りになりました。メシアの出現から3日半(3年半)にイエス・キリストが十字架に架けられました。
偶然ですが不思議にも「ゆりの花」が引き裂かれたのと合致。
やはり「ゆりの花」はキリストの代名詞のようです。

磯部豊喜

みことばの花 200809「バランス」

みことばの花 200809「バランス」

「あなたがたは主を求めよ、そして生きよ。…」(アモス 5:6 口語訳) 

聖書は真理の宝庫です。人がいかに生きれば幸せになれるかをバランスよく書いています。
ところで私の所属する教会(セブンスデー・アドベンチスト)には特殊教理というものがあります。
第七日安息日だとかキリストの再臨、そして聖所のことだとか黙示録に書かれた三天使の使命とか、健康メッセージや死の状態…。
これらを強調することは決して悪い事はありません。
ですが真理はこの特殊教理だけではなく聖書の教えすべてが大切です。要はバランスです。
そしてその聖書の中心は、主イエス・キリストです。「あなたがたは主を求めよ、そして生きよ」と聖書は語っています。
今週も主を見上げて歩みたいと思います。

磯部豊喜

みことばの花 200808「口を広くあけよ」

みことばの花 200808「口を広くあけよ」

「わたしはエジプトの国から、あなたをつれ出したあなたの神、主である。あなたの口を広くあけよ、わたしはそれを満たそう。」(詩篇 81:10 口語訳)

ある有名な通販会社の支配人が、ある家に招かれて宿泊しました。
そこにいた11才の少年が好きになり、彼に何か贈り物をしようと考え、分厚いカタログを残して「欲しいものを何でも選びなさい」と言いました。
少年は端から端まで調べて「ストローを500本ください」と答えたと言います。欲のない少年を微笑ましく思うでしょうか。
ところで天の神は、人が何かを神に求める事について「あなたの口を広くあけよ」と言われます。
これは何を教えているかというと、遠慮せずに「大きなこと」を求めなさいという。遠慮深い人は小さなことを求めるでしょう。
ですが求める相手は王の王ですから、もっと大きいことを求めても良い。
欲心からの求めは禁物ですが、不可能を可能にする主を思い、少し大胆な祈りをしたい。
今日は天の主と交わる第七日安息日、大きなことを求める信仰を頂きたいと思います。

磯部豊喜
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本日8/8(土)のライブ配信 URL を送ります。本日のゲストは、宮本安喜牧師(柏教会/教団名誉牧師)です。どうぞご視聴ください。
安息日学校(聖書の学び) URL 8月8(土)10:00 第6課「無限の可能性」宮本安喜
https://youtu.be/TK2rK33IhZ0
礼拝説教  URL 8月8日(土)11:00 説教題「神対応」宮本安喜
https://youtu.be/k2dtD_Y1iBo 

みことばの花 200807「ゆり」

みことばの花 200807「ゆり」

「わたしはシャロンのばら、谷のゆりです。」(雅歌 2:1 口語訳)

「ゆり」という花、可憐で孤高な花というイメージが私にはあります。
ゆりの花言葉は「純粋」「無垢」というらしい。オレンジのゆりは「可憐」、ピンクは「虚栄心」、黄色は「陽気」。
ゆりの代表格は何といっても「白ゆり」。これには「純粋」の他に「威厳」という言葉も添えられています。
実は、私の住む千葉教会と隣とを分ける柵下のアスファルトを突き破って、今年初めて「白ゆり」が涼しげな顔を出しました。
炎天下の中、スッと立ち上がり、見事な威厳を保っているのです。
花言葉…なるほど、うまく付けたなと思いました。
さて、ゆりの花は旧約聖書の雅歌に多く登場しています。上記の「谷のゆり」は、王の寵愛を受ける女性を表現しています。
王の中の王は私にとってイエス・キリスト。
暑さに負けず「威厳」ある姿を見ると、「白ゆり」はイエス・キリストのようにも見えてきます。
今日も主の恵みがありますように。

磯部豊喜
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8/8(土)ライブ配信 URL を送ります。明日は柏教会(名誉牧師)の宮本安喜牧師を招待しております。どうぞご視聴ください。
安息日学校(聖書の学び) URL 8月8(土)10:00 第6課「無限の可能性」宮本安喜
https://youtu.be/TK2rK33IhZ0
礼拝説教  URL 8月1日(土)11:00 説教題「神対応」宮本安喜
https://youtu.be/k2dtD_Y1iBo

みことばの花 200806「嵐の中でも」 

みことばの花 200806「嵐の中でも」 

「すると突然、海上に激しい暴風が起って、舟は波にのまれそうになった。ところが、イエスは眠っておられた。」(マタイ 8:24 口語訳)

今朝の聖句も「突然」の出来事。この海上とは、イスラエルにあるガリラヤ湖上の話です。
その日、キリストとその弟子たち一向は舟に乗り、この湖を横断しようとしていました。
「すると突然、海上に激しい暴風が起って、舟は波にのまれそうになった」のです。
のんびり船旅を楽しむことが出来なくなった船上は、水を掻き出したり騒がしくなった。
不安を隠せない弟子たちはキリストを探し、「主よ、お助け下さい、わたしたちは死にそうです」(同25節)と叫んだとある。
主は嵐のただ中で眠っておられたのです。眠りから起こされたキリストの言葉が良い。「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちよ」(同26節)。
その後キリストは、風と海とをおしかりになり、海は大なぎになったとある。
聖書に「信じるものはあわてることはない」(イザヤ28:16 口語訳)とありますが、覚えたい聖句です。

磯部豊喜