みことばの花 190504「静まれ、黙れ」

みことばの花190504「静まれ、黙れ」

「イエスは起きあがって風をしかり、海にむかって、『静まれ、黙れ』と言われると、風はやんで、大なぎになった。」(マルコ 4:39)

今日は第七日安息日、今日の私の役割は、千葉教会の姉妹機関である老人介護施設シャローム若葉「虹の家」の入所者の皆様と安息日礼拝を共に過ごすことです。
この礼拝説教題が「静まれ、黙れ」。
ガリラヤ湖を襲って来た激しい風と波にキリストが「静まれ、黙れ」と叱ると、たちまちに風と波はやんで湖は大なぎになった。
この話から私は下記のような讃美歌の歌詞を作りました。
「①ガリラヤの湖(うみ)の浜をゆけば、主イエスのことを想わるる、激しい嵐迫りくとも、ただ一言で静まりぬ」、
「②この世の嵐も迫りくとも、主イエスの御顔仰ぎ見て、祈り求める我に襲う、悲しみ悩みも、消え去りゆく」。
ハッピー・サバス(=安息日)!

磯部豊喜

みことばの花 190503「律法の書」

みことばの花190503「律法の書」

「この律法の書をあなたの口から離すことなく、昼も夜もそれを思い、
そのうちにしるされていることを、ことごとく守って行わなければならない。
そうするならば、あなたの道は栄え、あなたは勝利を得るであろう。」(ヨシュア 1:8)

今日5月3日は憲法記念日です。
日本国憲法は1946年(昭和21年)11月3日の文化の日に公布され、
翌年5月3日に施行。前文と11章103条で本文が構成され、国民主権、戦争放棄、基本的人権の尊重が基本理念として掲げられています。
これを守ることで国は栄え、平和が守られてきました。
私の脳裏には、なぜだか「律法の書」について書かれた上記の聖句が浮かびました。
今日も主の平和がありますように。

磯部豊喜

みことばの花 190502「捨てる勇気」

みことばの花190502「捨てる勇気」

「あなたがたは古い穀物を食べている間に、また新しいものを獲て、その古いものを捨てるようになるであろう。」(レビ 26:10)

今日の朝、ボンヤリの時間を過ごしていましたら、「みことばの花」を書き忘れてしまっていることに気づきました。
先ほどNHKの朝のテレビ小説「まんぷく」の総集編を成り行きで見る機会が与えられましたが、学ぶことが大いにありました。
人々に喜びと幸せを提供するために、数々の逆境にめげずに発明に励む夫婦の物語がそこにありました。
人にやさしい新商品を開発することにおいて決して妥協しない姿。
上記のみことばのように、古いものに固執(こしつ)せず、時にはそれを捨てる勇気、そういう生き方もあるのだと教えられたのです。

磯部豊喜

みことばの花 190501「記念日」

みことばの花190501「記念日」

「主はそのくすしきみわざを記念させられた。主は恵みふかく、あわれみに満ちていられる。」(詩篇111:4) 

2019年の今日、新しい「令和」時代の朝を迎えました。
この「令和」時代に日本の将来が平和であるように祈るものです。
やがてこの日が、「今日は何の日」に加えられることでしょう。
ちょうどこの原稿を書いている時にラジオから、「今日は何の日」の放送が…。
1840年の今日、世界最初の郵便切手がイギリスで発行された記念日。
1851年世界で初の万博がイギリスで開催された記念日。
日本では1948年に、天才的な歌手、美空ひばりさんのデビューした記念日。
さらに1999年に瀬戸内の島々を繋ぐ「しまなみ街道」の開通した記念日とのこと。
次はラジオからではありませんが、我が家の37回目の結婚記念日。
「記念日」は何であれ良いものです。
今日も主のくすしきみわざがありますように。

磯部豊喜

みことばの花 190430「平成の大晦日」

みことばの花190430「平成の大晦日」

「世は去り、世はきたる。しかし地は永遠に変らない。」(伝道の書 1:4)

ついに30年間慣れ親しんだ「平成時代」の夕暮れがやってきました。
今日はまさに「平成の大晦日」。
いま平成の30年間を振り返る報道で満ち溢れています。
私は「昭和」の生まれですが、昭和には悲惨な戦争が日本中を包み込みました。
私は戦後9年に生まれたので、戦争ドラマなどでしかその悲惨な戦争を体験していません。
私の「昭和時代」は、命を受け幼少期を送り、小中高大と学窓を進みそして社会人に。
聖書に触れ創造の神を知り、バプテスマを受けてクリスチャンにさせていただきました。
さらに牧師へと導かれ、名古屋、仙台でインターン。この時に家内と結婚。
正牧師になって東京の大岡山教会へ着任。
ここで一番目の娘も産まれた。第一子というのは何をやっても新鮮。妻の傍にいつもいる子であった。
私にとって「昭和」はまさに人生のホップ(飛び跳ねた)の時代。
そして狭山市にある入間川教会へ異動後に、「平成時代」が始まった。
最初の思い出は二女の誕生。目の大きな色白の子で、小さい頃はお父さん子であった。
そして静岡市~札幌市~八王子市~大岡山(二度目)~練馬区の関町~千葉市にある教会へと居所を移し、今年定年を迎えた。
「平成」は、ステップ(歩んだ)の時代。
「令和」は、「平成時代」に置き忘れてきたものを拾い集めるのか、さらに何かを積み上げる時代になるのかは、私の宿題。
平成時代に「みことばの花」を書き始めましたが、上記の聖句のように続けられたらと願っています。
「世は去り、世はきたる。
しかし『みことばの花(神の言葉)』は永遠に変わらない。」と、あえてこのように置き換えて読みたい。
さて「令和」を、後悔のないジャンプ(最後の飛躍)の時代にしたい。
今朝は、ながながと自分の事を書いてしまいました。
「平成の大晦日」なので許してください。
読者の皆様も「令和」の時代に備え、ご自分の「平成時代」を振り返ってみませんか。
今日も主の恵みがありますように。

磯部豊喜

みことばの花 190429「賢(かしこ)い歩き方(かた)」

みことばの花190429「賢(かしこ)い歩き方(かた)」

「そこで、あなたがたの歩きかたによく注意して、賢くない者のようにではなく、賢い者のように歩き、」(エペソ 5:15)

平成時代のカウントダウンが始まり、平成は残すところ今日と明日になりました。
30年もの間、慣れ親しんだ平成も別れるとなると惜しくなるものです。
しかし時の流れは間違いなく「令和」時代が到来します。
平成から令和へ。私どもの人生も、過去の時代を清算し、将来を見据えた歩き方をして行かなくてはなりませんね。
そのような時の大切な心構えが、上記の聖句の中にあります。
「賢くない者のようにではなく、賢い者のように歩き」。
賢い歩き方とは何か。
マタイによる福音書によれば、「岩(イエス)の上に(人生の)家を建てる」(マタイ7:24)ことだとあります。
そうすれば人生の嵐が襲ってきても、決して揺らぐことはないと教えられています。

磯部豊喜

みことばの花 190428「ふところの広さ」

みことばの花190428「ふところの広さ」

「すべての聖徒と共に、その広さ、長さ、高さ、深さを理解することができ、」(エペソ 3:18) 

上記はキリストのお姿をあらわした言葉で、キリストのふところの広さを示しています。
そのふところの広さというと、リンカーン大統領のことを思います。
政敵スタントンがリンカーンのことを「あのバカ者」と2回も辛辣(しんらつ=表現や見方が手きびしいこと)に非難した時に、
それを聞いたリンカーンは「そうか、スタントンが2回も、そのように語ったのか。
それならば、私はその通りであるに違いない」と答えたと言います。
リンカーンが愛したのはイエス・キリストでした。
このリンカーンは心なき人に暗殺されてしまいますが、
スタントンは「歴史に残る偉大な人物が亡くなった」と涙を抑えきれなかったと言います。
あのリンカーン大統領のように、「ふところの広い」キリストをきょうも見上げて一日を始めたいと思います。

磯部豊喜