みことばの花 200426「パンデミック(感染症の世界的大流行)」
「ところで主はアブラムの妻サライのゆえに、激しい疫病をパロとその家に下された。」(創世記 12:17口語訳)
20世紀最悪のパンデミックとされる出来事が100年前に起きました。
それは「スペイン風邪」(1918~1920年)。
死者は、世界全体で2千万人~4千万人、国内でも40万人近くという。
その記録は、今回の新型コロナの状況と似ています。
当時の新聞記事では、患者に近寄るな、咳などの飛沫から伝染。
感冒流行各地に防役官を派遣、学習院の運動中止、航海中に死者続出。
当時、政府の対策は、マスク着用・室内の換気や掃除・患者の隔離・芝居、寄席、活動写真(今の映画館)などには行かぬがよい・電車などに乗らずに歩く方が安全…。
スペイン風邪は、1年半で収束するかにみえたのですが、再流行し二度目、三度目は爆発的な感染となった。
さて上記の聖句は、聖書に最初に登場する疫病です。
口語訳聖書に「疫病」は69回も出てきます。
この疫病が早く終息しますように、熱く祈って参りたいと思います。
磯部豊喜