みことばの花 181227「寒い時」

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みことばの花181227「寒い時」

「僕や下役どもは、寒い時であったので、炭火をおこし、そこに立ってあたっていた。
ペテロもまた彼らに交じり、立ってあたっていた。」(ヨハネ18:18) 

年末の日本列島に寒波が襲ってくるとのニュースに押されて、聖書の中にある「寒い時」という言葉を調べてみました。
それが上記ですが、これはユダヤ教の大祭司カヤパの舅(しゅうと)のアンナスという人の所に、
捕らえられたキリストが連れていかれた場面です。
弟子のペテロは、身を張ってキリストを守ると心に念じてその場にいたと思われます(マタイ26:35参照)。
しかし門番の女中に「あなたもあの人の弟子の一人ではありませんか」と言われ、返した言葉が「違う」でした。
これを皮切りにペテロは、さらに2度も「お前はあの男(キリスト)の弟子ではないか」と質問される度に、
「それは違う」といい、彼は愛する主を否むという失態を演じてしまいます。
この時の気温は「寒い時であった」とあります。
寒い時と言うのは、体ばかりでなく心も寒くなってしまいます。
主を3度も否定したペテロ。この寒さの中で、彼は自分の志を曲げてしまった。
これが人の弱さ、ですがその弱さに同情される主の暖かさも聖書は記しています。

磯部豊喜

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