みことばの花 180705「マナセ」

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みことばの花180705「マナセ」

「ヨセフは長子の名をマナセと名づけて言った、『神がわたしにすべての苦難と父の家のすべての事を忘れさせられた』」(創世記 41:51)

ヨセフは、神様の奇しき導きによって「奴隷から宰相(さいしょう)」になった人です。父ヤコブ(イスラエル)に特別に愛されたヨセフは、兄たちから憎まれエジプトに向かう人々に奴隷として売られてしまいました。そしてエジプトでは、奴隷として働いていたところで主人の妻に憎まれ、牢屋に入れられてしまいました。すべて彼に非があるのではないのです。愛する父はら引き裂かれ、自己弁証(じこべんしょう)すら出来ない状況の中で、ぐっと耐え忍んで生きました。唯一、彼の支えになったのは子供時代に父を通して授かった天地万物の創造者なる神様への信仰です。神様は彼の苦しみと共に歩んでくださいました。そして宰相となってアセナテという妻を得、二人の息子が生まれます。長男にマナセ(忘れさせる)と命名。「神が苦難を『忘れさせて』くれた」と彼は受け止めました。時の流れも神様の祝福なのです。私たちの過去にも同様のことがあるでしょうか。神様によって苦難が、喜びの祝福に変わる…そういう日が来ることを信じ、天を見上げて日々を過ごしてください。

磯部豊喜

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