みことばの花 210125「アナニヤ」
「さて、ダマスコにアナニヤというひとりの弟子がいた。
この人に主が幻の中に現れて、『アナニヤよ』とお呼びになった。彼は『主よ、わたしでございます』と答えた。」(使徒 9:10 口語訳)
アナニヤというクリスチャンが断食し祈るサウロ(パウロ)のもとを訪問し、サウロの上に手をおいて祈ります。
「兄弟サウロよ、あなたが来る途中で現れた主イエスは、あなたが再び見えるようになるため、そして聖霊に満たされるために、わたしをここにおつかわしになったのです」。
アナニヤは、サウロの回心のために用いられた人でした。アナニヤはサウロがどんな人か知っていました(使徒9:13,14 口語訳 参照)。
ですが主の声を聞き説得されたアナニヤは、迫害者として名高いあのサウロに会いに行きます。
そして、目が見えなくなっていたサウロのために祈ります。
「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」(マタイ5:44 口語訳)と教えられたキリストの精神がここにあります。
磯部豊喜