みことばの花 210128「入れ替わる人生」
「相当の日数がたったころ、ユダヤ人たちはサウロを殺す相談をした。」(使徒 9:23 口語訳)
「昨日の味方が、今日は敵」という出来事が、サウロ(パウロ)の生涯について記されています。
彼が復活されたイエス・キリストに出会うまでは、彼がかつて所属していたグループに今度は彼自身が追われ、命を狙われる立場になってしまったのです。
殺害する側が殺害される側に入れ替わる。それでも回心後のサウロは、イエス・キリストを伝えることをやめません。
本当のことを知ると、命の危険にさらされてもそれは隠すことはできないのです。
当時、キリスト者になるということは、それは命がけのことです。私は若い頃、キリスト信仰者ではありませんでしたが、
キリストを信じる者が、ローマの円形劇場などでライオンの餌食になったことなどを知り、どうしてそのようなことが出来るのか一つの疑問でした。
命を超えた真の命に触れる、愛を超えた大きな愛を知る。これが人を変えるのだと後に分かりました。
磯部豊喜