みことばの花 201027「境遇に処する秘訣①」

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みことばの花 201027「境遇に処する秘訣①」

「わたしは貧に処する道を知っており、富におる道も知っている。わたしは、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、
ありとあらゆる境遇に処する秘けつを心得ている。」(ピリピ 4:12 口語訳)

この聖句に触れ、わたしは鉄鋼王と呼ばれたアンドリュー・カーネギー(1835-1916年)という人を思います。
彼はスコットランドから米国へ渡った貧しい移民者の子。学校教育は10歳までしか受けていない。彼は極貧の中で「いつか貧困を追い出してやる」と決意した。
12歳になって初めて紡績工場に就職し、1ドル20セントの週給を得た時、決して高くはないが、とても感謝したという。
カーネギーは18歳になるまで4度転職したが、その間、勉強だけは欠かせなかった。
4度目の就職先は、ペンシルヴァニア鉄道。月給は35ドルで人並み以上の収入。その後、寝台車会社への投資が成功し、それをもとに起業家となった。
ですが彼は「自分のために地上に宝を積む」(マタイ6:19 口語訳)富豪ではなかったのです。

磯部豊喜

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