みことばの花 190210「主張」

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みことばの花190210「主張」

「そのとき、彼らもまた答えて言うであろう、
『主よ、いつ、あなたが空腹であり、かわいておられ、旅人であり、裸であり、病気であり、獄におられたのを見て、
わたしたちはお世話をしませんでしたか』。」(マタイ 25:49)

昨日の続きです。
これは左側にいる人々の主張です。
他者に対する善行は、王に対する善行だということを彼らは聞きましたが、左側の人々に対する王の評価は低い。
「あなた方は、私に何もしれくれなかった」と王は語る。
これに対して左側の人々は、「そんなことはありません」と主張。
彼らの記憶は全開。その記憶は正しかったのかも知れない。
しかし王は「わたしにしてくれなかった」という。この真相は何か。
自分の善行を記憶し、それを誇っているという驕(おご)りが問題なのかも知れません。
讃美歌の一節に「与えて心にとめぬ、まことの愛の人」とあります。
真の善行とはきっと記憶されないものなのでしょう。

磯部豊喜

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