みことばの花 190228「からし種」

みことばの花190228「からし種」

「天国は、一粒のからし種のようなものである。
ある人がそれをとって畑にまくと、それはどんな種よりも小さいが、成長すると、野菜の中でいちばん大きくなり、
空の鳥がきて、その枝に宿るほどの木になる。」(マタイ 13:31-32)

世界最小の低体重で生まれた男児が、慶応大病院を退院したことを聞きました。
その産まれた時の体重たるや何と268グラム(手のひら程度)。
退院時は3238グラム。300グラム未満の救命率は実に低く、男児は特に難しいと言われます。
ここで「最も小さいものであるが、大きく育つ種」についての聖句を思い出しました。
それは「からし種」。「からし種」はゴマの1/3もない。
天国も、最初は人の心にまかれる時は小さいが、人の心に入ると人生を変えるほどに大きく育つという。
天国は、人からは低く見積もられます。
ですがそれは価値あるものとして育つ。
実はこの天国とは、私にとって神の御子イエス・キリストなのです。

磯部豊喜

みことばの花 190227「み使いのご奉仕」

みことばの花190227「み使いのご奉仕」

「御使たちはすべて仕える霊であって、救を受け継ぐべき人々に奉仕するため、つかわされたものではないか。」(ヘブル 1:14)

聖書には、天使(み使い)の役割が書かれています。
その彼らのご奉仕相手は条件付きのようです。
こんな一文を発見しました。
「不親切、不平、怒りは、イエスのご臨在を閉ざします。
神のみ使いたちが、不快な言葉や、不機嫌で争いがある家から逃げ去っていくのを、わたしは見ました」
(教会への証・第一巻分冊2p105)。
み使いの逃げ去らない平和な家にしたいものです。
今日も主のお守りがありますように。

磯部豊喜

みことばの花 190226「走るべき行程」

みことばの花190226「走るべき行程」

「わたしは戦いをりっぱに戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした。」(Ⅱテモテ4:7)

一昨日、日本マラソンの父と言われる金栗四三選手のマラソンタイムが「54年8か月6日5時間32分20秒3」と書きましたので、
「えっ」と思われた方がおられると思います。
この時のオリンピックでは最高気温40度という猛暑で参加者68名のうち半分が途中棄権。
金栗選手もレースの途中で倒れてしまいゴールが出来ませんでした。
意識が戻ると、まっすぐに宿舎に帰ってしまったことから「競技中に失踪し行方不明」として扱われました。
後年になってオリンピック開催55周年を記念する式典に招待された金栗氏は、再びストックホルムに赴き
用意されたゴールテープを切ったということで上記のオリンピック史上最も遅いマラソン記録を樹立したというのです。
実に信仰の行程も年月のかかることですから金栗選手と似ています。

磯部豊喜

みことばの花 190225「かなぐり捨て」

みことばの花190225「かなぐり捨て」

「すぐ舟と父とをおいて、イエスに従って行った。」(マタイ4:22)

昨日書かせていただいた日本人初のオリンピックマラソン走者、金栗四三さんのことから「かなぐり捨てる」という言葉が浮かびました。
「かなぐり捨てる、という言葉はいかにして生まれたのか?」これについての明確な説明を見つけられませんが、
まさに金栗四三の生き方は「かなぐり捨てて」の意味(① 身につけている衣類などを、乱暴に取って放り出す。
「上着を-・てて飛びかかる」② 大事にしてきたものを思い切って振り捨てる。 「恥も外聞も-・てる」)に重なって見えます。
さて、聖書の中にも「かなぐり捨てて」人生を選択した人々がいました。キリストの弟子たちです。
良い人生を歩むとは、ここぞという時、「恥も外聞もかなぐり捨てる」ことも必要なのかも知れません。

磯部豊喜

みことばの花 190224「初挑戦」

みことばの花190224「初挑戦」

「また定められた時に、たきぎの供え物をささげさせ、また初物をささげさせた。わが神よ、わたしを覚え、わたしをお恵みください。」
(ネヘミヤ 13:31

ここに初物という言葉があります。初物ならぬ初者?も興味深いです。
日本人初のオリンピック選手は、スウェーデンのストックホルム大会に参加した二人。
それは陸上競技で短距離の三島弥彦とマラソンの金栗四三でした。
三島は400メートルの準決勝で棄権、金栗も10000mを棄権してマラソンに出場、
ところが54年8か月6日5時間32分20秒3で世界一遅いマラソン記録を残したとある。
これについては日曜日ドラマの「いだてん」で解説がなされるかも知れません。
それにしても初物(初者?)、内容は何であれいいものだと思います。
初挑戦という言葉は私の大好きな単語の一つです。

磯部豊喜

みことばの花 190223「神はいるのか」

みことばの花190223「神はいるのか」

「愚かな者は心のうちに『神はない』と言う。彼らは腐れはて、憎むべき事をなし、善を行う者はない。」(詩篇 14:1)

ある宇宙飛行士が、宇宙から帰還した後に言った言葉。
「わたしは、宇宙のどこにも神を見なかった」。
次はフランスのある科学者の言葉。
「わたしは望遠鏡で宇宙を探し回ったが、どこにも神を見つけることができなかった」。
これを読んだJ・W・ホーレーという人が、
「それは、ここにあるヴァイオリンを顕微鏡で詳細に調べたが、
音楽はついに見つからなかったというのと同様、不合理である」と言いました。
聖書の神は創造主。
もし神様がいなかったら私は存在していないに違いないのです。
肉眼で見えるのが神様ではなく、心の目を開いて信じるのが神様ではないかと私は受け止めています。
今日は聖なる第七日安息日、創造の神様を思い起こす特別な日です。
今日も主の恵みが豊かにありますように。

磯部豊喜

みことばの花 190222「混乱」

みことばの花190222「混乱」

「皆共に相はかり、エルサレムを攻めて、その中に混乱を起そうとした。」(ネヘミヤ 4:8) 

昨日の朝、変な夢を見ました。
舞台は結婚式。私は牧師として司式をします。
まず白のネクタイを持参していないことに気づき、式場で借ります。
つぎに司式が始まって自分が牧師としてのガウンを着用していないことに気づき、壇上にあったガウンを急ぎ着ます。
その混乱の中、「朝です…」と携帯のコールで目覚めました。
ああ、夢でよかった、というわけです。
実際、人生の一幕にもこういう混乱があります。
そういうときどうすれば良いのか。落ち着くことです。
祈ることです。今朝「絶えず祈りなさい」(Ⅰテサロニケ5:17)の一句をみました。
祈りは、混乱から私を守ってくれます。

磯部豊喜

みことばの花 190220「悩みの日に」

みことばの花190220「悩みの日に」

「悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、あなたはわたしをあがめるであろう」(詩篇50:15) 

辛いブログを拝見しました。「
22日には手術です。舌の半分以上を切除。首のリンパに転移した腫瘍も同時に切除します。
切除した舌には、自分の皮膚の一部を移植します。…先生方を信頼して、身を委ねてお任せしたいと思います。
なってしまった事は、いろいろ後悔しても始まらない。
ただ前だけを向いて、ポジティブに生きていこうと。私は負けません。力いっぱい闘って、必ず戻ってきます。
…私は負けない!」歌手の堀ちえみさんの言葉です。ステージ4の舌がんを公表し書き連ねています。
主の守りとは、病気に押しつぶされないこと。
主の支えが、人知を超えて堀さんのみならず、同様に病と闘っている人の上にありますように。

磯部豊喜

みことばの花 190219「試練を乗り越え」

みことばの花190219「試練を乗り越え」

「主ご自身、試錬を受けて苦しまれたからこそ、試練の中にある者たちを助けることができるのである。」(ヘブル 2:18) 

「いじめられて教員退職のモデル」というニュースを拝見。
ミス・ジャパン神奈川大会での話。モデル西谷地(にしやち)利穂さん(25)がグランプリに輝きました。
この人は「コンプレックスが強く、自分が人と違うところを探しがちです」と悩みを告白。
それでも、ステージに立つと人が変わったように自信に満ちあふれた姿で、審査員の心をつかんだ。
度重なる人生の試練を乗り越えての栄冠だったという。
「小中学校ではいじめを受け、大学卒業後は教員になったもののそこでもいじめを受けて退職」。
ですが「一度の人生、挑戦しないのはもったいない」ということで挑んだとのこと。
このニュースを見、私は上記のみ言葉を思い出しました。

磯部豊喜

みことばの花 190218「求むべきもの」

みことばの花190218「求むべきもの」

「あなたは自分のために大いなる事を求めるのか、これを求めてはならない。
見よ、わたしはすべての人に災を下そうとしている。
しかしあなたの命はあなたの行くすべての所で、ぶんどり物としてあなたに与えると主は言われる」(エレミヤ45:5)

主のみ言葉は「あなたは自分のために大いなることを求めるな」と言われます。
ここでいう「大いなること」とは、人生の十字架を負うよりも自分のために冠を求めることを指しています。
人生の本当の目標は、この世的な報酬を受けるよりもその義務を果たすこと、昇級するよりも正義のために熱心であることだと思います。
もし病を背負っているならば、それに静かに耐えている人を神様は心に留めてくださるでしょう。
「自分の十字架を負うて、わたしに従いなさい」(マルコ8:35)と言われた主は、その人に最高の報酬を用意してくださる。
それは永遠に続く、本当の命に違いないのです。

磯部豊喜