みことばの花 190114「明日のこと」

みことばの花190114「明日のこと」

「あすのことを誇ってはならない、一日のうちに何がおこるかを/知ることができないからだ。」(箴言27:1)

「予定は未定である」というのは本当です。昨日は、姪の結婚式が行われました。
式はほぼ予定通り、まさに順調でした。天候も快晴でした。前日の久々に訪れた雨天を思えば、見事な結婚式日和でした。
いつもこのようであれば良いのですが、「明日は〇〇へ行くぞ!」と張り切っていたのに、予期せぬ突発的なことが発生して、
その結果、予定していた場所へ行くのを余儀なく中止。こういう日もあるのです。
人生の明日というものは不透明です。
それですから神様に「今日の日一日を最善に祝福してください」と祈るのです。
今日も主の守りがありますように。

磯部豊喜

みことばの花 190113「神の記憶」

みことばの花190113「神の記憶」

「女がその乳のみ子を忘れて、その腹の子を、あわれまないようなことがあろうか。
たとい彼らが忘れるようなことがあっても、わたしは、あなたを忘れることはない。」(イザヤ49:15)

サインズ誌に、Kさんの家族探しの話は感動的(2019年1月号の羅針盤)でした。
2011年の東日本大震災で家族3人を失われたKさんは、4月に父、6月に妻の消息を知った。
残るは次女。何としても娘を探したい。遺留品の除去作業の手伝いを申し出た。
やがて娘のジャージを発見。5年後にマフラー、そして歯が三つ残された小さな骨を見つけた。
娘だと直感。DNA鑑定で、次女だと断定された。
この父のように、神は私のことを決して忘れないという約束を心に覚えたい。

磯部豊喜

みことばの花 19012「忘れない」

みことばの花19012「忘れない」

「わが悩みを見て、わたしをお救いください。わたしはあなたのおきてを忘れないからです。」(詩篇119:153)

今年も私が仲良くしそうなのが、もの探しの時間。
「あれどこやったのか?どこにおいたのか?」…探し物をなぜするのかというと、
心に念じて「これはここに置いたぞ!」との自己確認を怠ってしまうからです。
さりげなく置いて、そして忘れてしまう。
ところで、忘れたものを思い出す助けをする薬があるといいます。
メリスロンという薬。本来は「抗めまい薬」です。この薬、6mg8.5円というから高くはない。
この薬は記憶をよみがえらせる効果もあるというので、認知症の特効薬になるかもと言われます。
受験生にどうか…という声もありますが…、受験生はまず覚えることが大切。
さて、私どもの生活において「忘れてはならない」ものがあります。
上記はその一つで神様の「おきて」です。
今日は第七日安息日です。忘れてはならない愛の「おきて」を学びたいと思います。

磯部豊喜

みことばの花 190111「あの嫁が」

みことばの花190111「あの嫁が」

「そこでナオミはその子をとり、ふところに置いて、養い育てた。」(ルツ4:16)

「あの嫁が」…この後に続く言葉は、とても重要です。
昨日は「実にこのルツによってナオミも幸せに導かれている」という言葉を書きましたが、今日はその事実を紹介します。
ナオミの傍から離れなかった嫁ルツが子(ナオミにとっては孫)を宿したことに触れて、ルツの人物評価が聖書の中に登場します。
「女たちはナオミに言った。『主をたたえよ。主はあなたを見捨てることなく、家を絶やさぬ責任のある人を今日お与えくださいました。
どうか、イスラエルでその子の名があげられますように。その子はあなたの魂を生き返らせる者となり、老後の支えとなるでしょう。
あなたを愛する嫁、七人の息子にもまさるあの嫁がその子を産んだのですから。』」(ルツ4:16)。
嫁ルツは「七人の息子にもまさるあの嫁が」と言われるほどのお嫁さんだった。
こういう嫁、姑の関係は素敵ですね。

磯部豊喜

みことばの花 190110「あなたを幸せに」

みことばの花190110「あなたを幸せに」

「時にしゅうとめナオミは彼女に言った、『娘よ、わたしはあなたの落ち着き所を求めて、あなたをしあわせにすべきではないでしょうか。』」(ルツ3:1) 

姑のナオミは、それぞれ夫(ナオミにとっては息子たち)を亡くした二人の嫁たちに心配りをされる女性でした。
若い嫁たちに、自分の家に帰るように勧めます。
その時、「二人がまた声をあげて泣いた。オルパはやがて、しゅうとめに別れの口づけをしたが、ルツはすがりついて離れなかった」(同1:14)。
ナオミという人の魅力がここに記されています。上記の御言葉は、自分について来た嫁のルツにナオミが語った言葉です。
「あなたをしあわせにすべき」だと語ります。ルツの再婚者をナオミは考えていたのです。
「あなたを幸せに」…こういう暖かいナオミのような姑を持つお嫁さんは幸せですね。
また、ルツ記を読むと、実にこのルツによってナオミも幸せに導かれていることが分かります。
「人を潤す者は、自分も潤される」(箴言11:25)。

磯部豊喜

みことばの花 190109「人々の幸せを」

みことばの花190109「人々の幸せを」

「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。」(ヨハネ15:13)

2度ほど宇宙飛行士として地球の外に出られた向井千秋さん(66)の次の言葉に感動しました。
「貴重な多様性を守るには、個々人が自分を第一に考える『〇〇ファースト』ではなく、
周りの人々の幸せを考えて行動しなくてはなりません」。
実例として「ノーベル生理学・医学賞を受けた大村智先生は、視力を失った子供の姿に胸を痛め、
研究をして何百人もの子供を失明から救うと共に『胸の痛み』も取り除いた。
iPS細胞をつくった山中伸弥先生、免疫がん治療に手がかりを見つけた本庶佑(ほんじょたすく)先生も…」と紹介しています。
人々の幸せを考えてこそ、自分も幸せになれる…これは上記のキリストの愛に近い生き方だと思います。

磯部豊喜

みことばの花 190108「国盗り物語」

みことばの花190108「国盗り物語」

「わたしはあなたと後の子孫とにあなたの宿っているこの地、すなわちカナンの全地を永久の所有として与える。
そしてわたしは彼らの神となるであろう」(創世記17:8)

「井川五冠VS最年少プロ棋士」という見出しを発見。
昨年度は将棋界に藤井聡太さんが出現しましたが、今年は囲碁界に新星が現れました。
しかもこの最年少プロ棋士とは、仲邑菫(なかむらすみれ)さんという小学校4年生の少女だといいますから驚きです。
将棋は王様を取れば勝ちですが、囲碁は自分の陣地が相手よりも広ければ勝ちです。
ところで上記は、神様がアブラハムという人に語られた御言葉です。
「カナンの土地を永久の所有として与える」との約束。これは国盗り物語。
実は、キリスト者の国盗り物語の最終章はキリストを信じて永遠の住まいである天国を勝ち取ることなのです。

磯部豊喜

みことばの花 190107「心に留める」

みことばの花190107「心に留める」

「きょう、わたしがあなたに命じるこれらの言葉をあなたの心に留め、」(申命記 6:6)

「ちゃんと聞いていたの?」とよく言われます。
人の話や呼びかけに「うん」とか「はい」とか口だけは器用に反応を示しているらしい。
でも全然聞いていない。
これは私自身の特技なのですが、こういう特技を鍛えてしまっている人への救済策は、
「いま何といったか言ってご覧」と内容を反復させる事です。
ところで聖書の御言葉も同じです。読んでいるようで読んでいない。見ているようで見ていない。
なぜこういうことが起きるかと言うと、「心に留める姿勢」が崩れてしまっているからです。
一方これとは違って、しばしば子供の場合は聞いていないようでしっかりと耳だけは聞いている。
こういう器用な者になれたら幸いです。まずは「心に留める」聞き方を鍛えたいものです。

磯部豊喜