みことばの花 181222「きよしこの夜」

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みことばの花181222「きよしこの夜」

「ユダヤ人の王としてお生れになったかたは、どこにおられますか。
わたしたちは東の方でその星を見たので、そのかたを拝みにきました」(マタイ 2:1)

クリスマス讃美歌の「きよしこの夜」は有名です。
1818年、いよいよクリスマスというある日の午後、オーストリアにある村の教会で、一つの問題が発生しました。
オルガン奏者のグルーバー氏が練習のためにオルガンを弾いたところ音が出ない。空気袋に穴が開いてしまっていたからです。
そこへモーア牧師が来て、「グルーバー先生、ここに私が作った詩があります。
オルガンがだめなら、ギターで歌えるように、曲をつくってください」。
この詩は、モーア牧師が、山小屋で生まれた赤ちゃんとその家族を見舞った後に、雪明りと、静寂さの中で感動して書いたものでした。
詩を眺めていたグルーバー氏の心に熱いものがこみ上げて、作曲しました。
礼拝に集まった村の人々は、慣れ親しんだオルガンではなく、ギターで作られた「きよしこの夜」を奏でたそうです。
もしオルガンが壊れていなかったら、あの名曲は生まれなかったかも知れません。
人生のピンチは神のチャンスだとこの実話は教えているように思えます。
今日は安息日Xmas礼拝日です。キリストの降誕を瞑想したいと思います。

磯部豊喜

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