みことばの花 181208「原点回帰」

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みことばの花181208「原点回帰」

「またこの地の民らがたとい品物または穀物を安息日に携えて来て売ろうとしても、
われわれは安息日または聖日にはそれを買わない。
また七年ごとに耕作をやめ、すべての負債をゆるす。」(ネヘミヤ10:31)

創造主を心から信じる人々のライフスタイルの原点は、古代イスラエルに見られます。
上記は紀元前5世紀頃に、ペルシャ帝国の支配の下、
ユダの知事としての役割を果たしたネヘミヤの物語です。
今日に置き換えるならば天の神様を信じる敬虔なクリスチャン知事がユダの指導者に
選ばれたということです。
ネヘミヤは、当時のペルシャ帝国の王様の好意を得、かつてバビロン帝国によって滅ぼされた
ユダの首都エルサレムの再建を果たし、ユダヤ人のエルサレムへの帰還を進めます。
彼の目指すところは、ユダという国の単なる復興ではありませんでした。
国が復活しても、国民がどのような生き方をするかが彼の関心事でした。
国というものは、国民によって構成されます。
であるならばどういう国民であることがふさわしいのかを追求することが大切。
ネヘミヤは、この国の原点に返る「原点回帰」の政策を訴えます。
それはこの国の人々が創造主に帰ること。そこで創造主の置かれた、
安息日(聖日)を深く意識することによって神様を心に留めるように訴えたのです。
ユダヤ人ばかりでなく人間としての原点回帰もまた、世界の第七日安息日を覚えることだと
私は信じます。

磯部豊喜

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