みことばの花 181206「ヤベツの祈り」

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みことばの花181206「ヤベツの祈り」

「ヤベヅはイスラエルの神に呼ばわって言った、『どうか、あなたが豊かにわたしを恵み、
わたしの国境を広げ、あなたの手がわたしとともにあって、わたしを災から免れさせ、
苦しみをうけさせられないように』。神は彼の求めるところをゆるされた。」(歴代志上 4:10)

上記は、ひところ竹の子が土から出てくるように、あちらからこちらからの説教者に注目
された聖句の一節でこれを「ヤベヅの祈り」と言います。
覚えにくい人は「キャベツの祈り?」と呼んで後、まず訛りをつけて「キャベヅ~の祈り」
として「キ」を差し引けばよい。
なぜこの短い祈りが特別に注目されたのでしょう。
まずこの祈りを唱えたヤベヅは、「悲しむ」という意味で、前節に彼についての情報が書か
れています。
「ヤベヅはその兄弟のうちで最も尊ばれた者であった。
その母が『わたしは苦しんでこの子を産んだから』と言ってその名をヤベヅと名づけたの
である。」(同上4:9)
さてこの祈りのポイントは、一見ひとりよがりで遠慮のない祈りの言葉にみえます。
ですがその底に流れているのは神への信頼。信頼されたら黙ってはいられないのが私ども
の神様です、「神は彼の求めるところをゆるされた」と、この祈りの結果が書かれています。
ヤベヅのように大胆な祈りをささげたいものです。

磯部豊喜

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