みことばの花 180912「ポジティブ」

みことばの花180912「ポジティブ」

「しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」(ルカ 22:32)

全米テニスの熱狂冷めないうちに書き留めておきましょう。それは大坂なおみ選手を優勝に導いた影の功労者バイン氏のことです。「良き選手の影に良きコーチあり」は、大坂選手にも当てはまります。大坂なおみ選手は練習嫌いで、引っ込み思案の性格からネガティブにとらえるところもあったという。バイン氏は「できるだけ楽しく、ポジティブな雰囲気を作ろうと思っている」と、練習前のアップから笑顔で並んで走り、トレーニングでも一緒に汗を流すコーチです。「ハッピーでポジティブな人の近くにいることが、いい影響になっている」と大坂選手は語っています。ところで私の信じる神の御子イエス・キリストもポジティブな言葉を弟子たちに投げかけています。上記は、後に主を裏切ってしまうペテロに言われた言葉です。キリストはペテロがご自身を裏切ることを言い当てておられましたが、「あなたが立ち直ったときには」とも言われました。このポジティブな言葉はペテロを後に支えたに違いない。出きる限りポジティブな言葉を語れる人に私もなりたい。

磯部豊喜

みことばの花 180911「よい機会が来たら」

みことばの花180911「よい機会が来たら」

「そこで、パウロが、正義、節制、未来の審判などについて論じていると、ペリクスは不安を感じてきて、言った、『きょうはこれで帰るがよい。また、よい機会を得たら、呼び出すことにする』。」(使徒24:25)

8日正午ごろのことですが、体育大会が行なわれた福岡の高校で、人文字披露の準備中、体調不良のために36人が病院に搬送されたという。土砂降りの雨の中での出来事で、低体温症のためにそうなったらしい。幸いに全員無事で家に帰ったとのこと。この時の気温は21.9度だったといいます。実は今日は気象庁の報告では、21度だと聞いています。低体温にならないように注意したい。人間の身体と言うのは、急激な変化になかなか追いつかないようです。急に高い山に登ると激しい頭痛などを引き起こす高山病になったり、深い海に潜り、急に浮上すると手足の筋肉が痛んだり、呼吸や循環器などに障害が起きる潜水病(潜函病)という症状が起きます。気圧の変化に身体がすぐに反応できないためです。こういう場合には、徐々に身体を慣らすが鉄則です。ですが、精神的な世界では、徐々にではチャンスを失うことがあります。上記はペリクスの言葉。彼は真理の光を受けることを先延ばししました。人生には、今こそ最善の機会である場合があることを覚えたい。

磯部豊喜

みことばの花 180910「怒り」

みことばの花180910「怒り」

「怒りをおそくする者は大いなる悟りがあり、気の短い者は愚かさをあらわす。」(箴言 14:29)

大坂なおみ選手(20)が初快挙となる、プロテニス界の4大大会の一つである全米オープンで優勝しました。日本人が四大大会で優勝するというのは男女テニスで初めてだそうです。しかも相手は四大大会で23回優勝しているセレナ・ウィリアムズ。米国では国民的な存在だというので、アゥエイでの勝利は見事です。体力、技術もセレナに引けをとらない選手になったのでしょうが、今回の勝敗を分けたのは、メンタル面は大きい。セレナ選手は怒りのためにラケットを破壊し、審判にも不服を抱き暴言を吐いたため、1ゲーム敗北のペナルティが課せられました。一方大坂選手は、これまで試合中に怒って敗北したことを心に留め、怒りを静めて戦っていたという。この冷静さが、二人を分けていたように思います。聖書は「怒りをおそくする者」の祝福をたくさん書いています。「怒り」が頭をもたげる時、ぐっとこらえる、そういう生き方の大切さを今回のテニスの試合結果は教えてくれたように思います。主に祈りつつ、怒りという魔物に勝利をして歩みたいですね。

磯部豊喜

千葉県教会音楽祭 第50回記念大会 (南北合同) 9月17日(月・休)

千葉県教会音楽祭 第50回記念大会(南北合同)

☆日時:2018年9月17日(月・休)  受付・開場11:30 開会礼拝12:00  ♪演奏交歓12:45

☆場所:千葉市民会館       入場無料(自由献金あり)

●事務局:日本キリスト教団西千葉教会 HPアドレス:http://park1 7.wakwak.oom/~nishichiba
●問い合わせ:西千葉教会 ■L043-251-6016 メールアドレス:nishichiba@ad.wakwak.jp

みことばの花 180909「恵みの福音」

みことばの花180909「恵みの福音」

「しかし、わたしは自分の行程を走り終え、主イエスから賜わった、神のめぐみの福音をあかしする任務を果し得さえしたら、このいのちは自分にとって、少しも惜しいとは思わない。」(使徒20:24)

上記のみ言葉は、昨日教会で瞑想した感動の聖句です。どの部分をとっても私の心にぐっと迫ってきます。①「自分の行程」というのは、「自分の決められた行程」と別訳にありますので、パウロがイエス・キリストに出会ってから神様が自分に与えてくださった人生の行程を指していると思います。②「神のめぐみの福音」は、彼がお会いする方々に伝えたメッセージ。「恵み」とは、受ける価値のない人に与えられるものです。また「福音」とは、罪と死から救い、かわって永遠のいのちを私どもに与えてくださるイエス・キリストそのお方を指しています。③「このいのちは自分にとって、少しも惜しいとは思わない」は…すごい!パウロはかつてキリスト教を撲滅しようとしていた先鋒(せんぽう)でしたが、復活のキリストに直接に出会い、全く人生が変えられた人。滅ぼされて当然の自分を主は見捨てることなく受け止めてくださったという感動がこの言葉にみなぎっています。私も少しでもこのパウロの言葉のように生きることができたら幸いと思いました。今日も主の守りがありますように。

磯部豊喜

みことばの花 180908「主の名を呼ぶ」

みことばの花180908「主の名を呼ぶ」

「すべて主の名を呼ぶ者は救われる。それは主が言われたように、シオンの山とエルサレムとに、のがれる者があるからである。その残った者のうちに、主のお召しになる者がある。」(ヨエル 2:32)

讃美歌の中にこういう歌詞のものがあります。「①主のみ名を呼ぶ者はみな救われます。主のみ名を呼ぶ者はみな救われます。ああー主イエス、ああー主イエス、みな救われます。ああー主イエス、ああー主イエス、みな救われます。②イエス様は我が力イエス様はちから、イエス様は我が力イエス様はちから、ああー主イエス、ああー主イエス、イエス様はちから、ああー主イエス、ああー主イエス、イエス様はちから、、イエス様はちから」。「主の名を呼ぶ」、これが救いの鍵、永遠の天国の鍵です。また次の言葉も合わせて覚えておきたい。「しかし、神のゆるがない土台はすえられていて、それに次の句が証印として、しるされている。『主は自分の者たちを知る』。また『主の名を呼ぶ者は、すべて不義から離れよ』」(Ⅱテモテ2:19)。「すべて主の名を呼ぶ者は救われる」、それゆえに「主の名を呼ぶ者は、すべて不義から離れよ」となるのでしょう。今日は聖なる安息日。主の御心をたくさん求めたいと思います。

磯部豊喜

みことばの花 180907「涙の川」

みことばの花180907「涙の川」

「わが民の娘の滅びによって、わたしの目には涙の川が流れています。」(哀歌 3:48)

西日本豪雨災害、台風21号の爪あと、そして北海道の大地震…。わが国日本は、まさに災害大国。災害にみまわれる数では世界では第4位とのこと。先進国の中では堂々の1位。どんなに整備されていても、建築基準を高くしても、家は倒壊し、道路は波打ち、災害によって命を閉じる人が後を絶たない。自然災害の前に人は無力です。生き埋めになった家族のために涙を流す身内の方々の心労と悲しみが伝わって来ます。「わたしの目には涙の川が流れています」と哀歌の著者は書きましたが、私の心も同様です。「わたしは何のために生きているのか…」という問いが、災害のたびに問われます。「見よ、あなたがたは喜び楽しみ、牛をほふり、羊を殺し、肉を食い、酒を飲んで言う、『われわれは食い、かつ飲もう、明日は死ぬのだから』」(イザヤ22:13)という言葉がありますが、これでは人生は空しい。死の彼方にある愛の世界、キリストがつくられる天国を思いたい。死も涙もない天国を。今日も主の守りがありますように。

磯部豊喜

みことばの花 180906「突如」

みことばの花180906「突如」

「人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そして、それからのがれることは決してできない。」(Ⅰテサロニケ 5:3)

ここ数日、台風21号に気持ちが集中していましたが、何と今朝(けさ)は北海道厚真町(あつまちょう)の近くを震源に震度7という大地震が起きてしまい、北海道全体が被害を受けてしまいました。札幌付近が地震に遭遇する可能性は0.3%程度でした。ところがそのような確率をあざ笑うかのように、この大地震が…。私も札幌にかつて住んだことがありましたので、他人事とは思えません。各地で停電が続いています。今日、私は立川での会議に出席しましたが、そこにNGO(国際援助機構アドラ)よりベテラン講師の方が来られて、ちょうど災害についての話を聴きました。講義の最後に、災害はキリストの再臨とよく似ていると言われました。どちらも突如としてやってくる。どちらも備えが必要。違うのは災害は「来て欲しくない」。再臨は「来て欲しい」出来事。ただし上記はキリスト再臨の直前に起きる災害。台風21号の被災者や北海道の地震の被災者の皆様に神様の助けがありますように、今は熱く熱く祈りたい。

磯部豊喜

みことばの花 180905「人」

みことばの花180905「人」

「また主なる神は言われた、『人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう』。」(創世記 2:18)

これは結婚式カウンセリングで私が語るセリフの一つです。「結婚の目的の一つは『人』文字をしっかりと美しく作る事です」。人文字を良く見ると、二つの棒が斜めになって互いに支えあっています。この「人」という文字には、どちらが偉いとか、高いとかは書いていません。ただ等しく支えあっている。この片方がいなくなると人文字は崩壊します。崩壊した人文字は、支えのなくなった姿でそれはただの「一」となります。ところでこの「人文字」を美しく形成するのは、必ずしも夫婦にならなければ出来ないのかというと、そうではありません。私とかかわりをもつ誰かと支え合って生きることができれば、そこには「しっかりと美しい人文字」は描けます。「互いに支えあう」これは「美しい人文字」の秘密。今日、出会う人、私とかかわりのある人を励まし、励まされていることに感謝する生き方をしたいと思います。今日も美しい「人文字」作りに励みたいものです。

磯部豊喜