みことばの花 180720「信仰は前に進むこと」

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みことばの花180720「信仰は前に進むこと」

「もしその出てきた所のことを考えていたなら、帰る機会はあったであろう。」(ヘブル 11:15)

旧約聖書の創世記の中に後ろを振り返ったために、塩の柱になったロトの妻の話があります。身体は前に進んでいるのに、心は滅亡の町ソドムに残っていた女性の悲しい末路が描かれています。これとは正反対の進み方をした人がいます。それはアブラハムという人です。アブラハムは親族のいるカルデアのウル(現在のイラクにあった町)から神様の示されるまま、遠いカナン(主として現在のイスラエル)まで歩を進めました。以来、彼は一度もふるさとに戻っていません。慣れ親しんだ土地を離れるのは、勇気のいることです。しかし彼は、未知の地でしたが、神の示された土地を目指しました。これは彼の心の土地にも言えることです。信仰とは神様の愛と教えの道に従っていくことです。そして従ったら、後戻りはしない。そのような生き方によって、アブラハムは「神の友」(ヤコブ2:23)と呼ばれるまでになったのは実に教訓的な気がします。「手をすき(鋤)にかけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくないものである」(ルカ9:62)ともあります。今日も主の導きがありますように。

磯部豊喜

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